アメリカをRVでエンジョイ

rvamerica.exblog.jp
ブログトップ

<   2016年 08月 ( 1 )   > この月の画像一覧

2016年の夏休みはカナダ・ケベック州ガスペ半島一周のRVキャンピングに出かけました。
出発から帰宅まで4000Km走りました。
a0328535_10335876.jpg
<今回のRV旅行の工程>

昨年はプリンスエドワード島に行ったので、今年はもう少し北部まで足を伸ばす事にしました。
滞在するキャンプ場は2箇所。
旅の前半はGriffonキャンプ場です。自宅から最初のキャンプ場まで1600Kmのドライブです。
7000ポンドのトレーラを牽引しながらの長旅なので最初のキャンプ場に到着するまでに2泊する計画です。
初日は自宅からI-78→I-287→I-87を通ってレークプラシッド近くのRestエリアで一泊としました。
今年の夏は暑い夏で、連日30度超えの日々が続いていました。I-87に入って山間部に入るまでは30度以上の暑さでした。山間部に入ってようやく気温が下がってきました。当初の計画ではアルバニーを越えて少し北上したといころにあるカジノの駐車場で一泊の予定でしたが、余りに暑くとても寝られる気温では無かったと時間が未だ早かったこともあり、山間部まで更に北上して気温が下がったところで一泊する予定に変更しました。
初日の夜はI-87のHigh Peaksレストエリアとしました。到着は午後7時くらいでした。大型トラックも比較的少なく、思ったより快適に過ごせました。こういう時に発電機を装備していれば良かったなぁと思いました。水は自宅出発時に7ガロンほど積んできました。時間が経つうちに他のRV達も集まってきました。
a0328535_11433630.jpg
a0328535_11452969.jpg

周りの気温は結構下がって来て快適になってきたのですが、トレーラの車内に溜まった熱が放出されるまで時間がかかりました。それでも家族は早々に寝たのですが、私は車内の暑さが少し残っていたのもあってなかなか眠れない夜を過ごしました

翌朝は快適な朝でした。午前8時半に出発をしてI-87を北上、カナダ国境を目差しました。
今日の行程は距離が長く、覚悟を決めて出発です。
途中で雲が厚くなり、所々激しい雨や雷雨に見舞われました。大気が不安定なようです
カナダ国境では入国手続きを待つ車が沢山並んでいました。アメリカからカナダへの入国は比較的簡単です。アメリカ市民であればアメリカパスポートが有効期限切れでも、その切れたパスポートと出生証明書を提示すれば難なく入国出来ます。子供達3人のうち2人が有効期限切れのアメリカパスポートと出生証明書で入国しました。入国管理加官も雑談混じりで対応するので手続きに少し時間がかかりました。
a0328535_11574465.jpg

a0328535_115828.jpg

カナダに入っても天気は不安定でしたがモントリオールに差し掛かったあたりから天気も回復し、気温がぐっと下がりました。カーエアコン無しでも快適なくらいでした
a0328535_1203458.jpg

特に渋滞に巻き込まれることも無く、順調に進めました。
第2日の宿泊はガスペ半島北部では比較的大きな街のRimouskiにあるWalmartの駐車場です。
午後7時過ぎに到着した時には既に沢山のRVが広大な駐車場の一角に集まっていました。そういえばカナダに入って沢山のキャンピングカーを見ました。カナダはRVキャンプが盛んなのでしょうか?
a0328535_1273894.jpg
a0328535_12264185.jpg
a0328535_122240100.jpg

WalmartはRVキャンパーの仮眠場所としてよく使われているのは知っていましたが、始めて利用させてもらってなかなか快適に過ごせました。有り難いです。

第三日はいよいよキャンプ場に到着する日です。
3日目は5時間のDriveで3日間の行程で最も走行時間が短い日であり、気分的に楽です。
Walmartの駐車場を午前9時に出発
カナダの20号線を東にひたすら進みます。
a0328535_12325016.jpg

Rimouskiから20号線を東に進むとやがてハイウェイは終わり、海岸線沿いを走る132号線を進む事になります。132号線は片側1車線の海岸線を進む道路ですが、殆どの区間が制限速度90Km/hと高めです。また所々かなり急なアップダウンもあります。勾配がきついところでは15%の坂もありました。他に10%や12%の坂も結構ありました。非力なトーイングカーだとかなり苦しいんじゃないかなと思えるくらいでした。
a0328535_12495878.jpg
牽引しての運転では登りより急勾配の下りが注意です。オーバースピードにならないように、ブレーキを酷使し過ぎないように注意が必要です。私のGMCピックアップは牽引時の急勾配エンジンブレーキが自動で作動するようになっていますので、ブレーキへの負担は減らす事ができました。リアス式の海岸線を進むので勾配もキツイですが、この132号線は車窓からの眺めが実に素晴らしいです。
a0328535_12502249.jpg
a0328535_1325951.jpg
晴れていると綺麗ですが、天気が悪くて海が荒れると相当に厳しいだろうなと思いました。途中、海岸すれすれのところにある待避所を見つけてランチ休憩を入れました。
a0328535_12505578.jpg

トレーラのスライドアウトを出して、目の前に広がる綺麗な海を見ながらランチをトレーラの中で食べることが出来ました
a0328535_12515693.jpg
a0328535_132288.jpg
a0328535_12593392.jpg
何とも贅沢な気分です。こういうのもRVの魅力ですね。出来ればここで一泊したいくらいです。
a0328535_12535997.jpg
a0328535_12542237.jpg

さて、いよいよ1600Km走ったキャンプ場 Camping Griffonに到着です。
アメリカの大型キャンプ場に比べれば規模は決して大きくはありませんが、綺麗に整備されていて、静かなキャンプ場でした。恐らく最大のウリはForillon国立公園北側エントランスまで至近距離なロケーションと海側に面したキャンプサイトからの眺めでしょう。私はサイトの予約を半年前から入れてあったので、海側に面したキャンプサイトを取る事が出来ました。ここに5泊連泊します。一泊のキャンプ料は36カナダドル(USドル換算で28ドルくらい)とかなり良心的な価格設定です。
a0328535_458574.jpg

海側のキャンプサイトは落差20メートルくらいの崖の上にあるので、視界を遮るものがありません。キャンプサイトから見た日の出はとても綺麗でした。
a0328535_4194526.jpg

a0328535_4195660.jpg
a0328535_8163126.jpg
a0328535_42076.jpg

キャンプサイトからの眺め
トレーラを駐車しても十分なキャンプスペースが確保された、電気、上下水完備のフルフックアップサイトです
a0328535_4252215.jpg
a0328535_4253490.jpg

写真では見え難いですが、崖になっている部分は厚い金網が張ってあって落ちる心配はありませんでした。
時々海上に現れる漁船やフェリー、上空数十メートルから垂直降下して海の中に飛び込む魚を捕まえる鳥が見えました。隣のキャンパーは鯨も見たそうです。双眼鏡が無いとキャンプサイトからの鯨観察は厳しいかもしれません。
a0328535_4592440.jpg

崖の直ぐ下は海なので、キャンプ場から海岸まで下れる道が作ってありました。ほぼ90度の壁を下る急な木製の階段を通ります。最初は恐る恐るでしたが、直ぐに慣れました
a0328535_4334137.jpg
a0328535_4335244.jpg

8月中旬ともあって気温は涼しく、ちょと肌寒いくらいの日もありました。海水温もけっこう冷たかったです。あと一ヶ月くらい早く行かないとダメかもしれません。ピークは7月だそうです。
子供達は毎日何回も海に行くのがとても楽しみみたいで、水が冷たくても入ってカニやウニを探して捕まえていました。それにこの地域に特有なのかもしれませんが、かなり古いガラスのビンのかけらが何十年も海に磨かれて、まるで宝石のかけらみたいになった断片が沢山見つかりました。あとで国立公園の博物館の人に聞いたら、昔(何十年も前か百年くらい前)ガラスのビンを大量に海に投棄していた時代があって、その破片が磨かれてこの海岸一帯に多くみられるとの説明を受けました。私はてっきりヨーロッパの沈没船に積まれていたガラス製品の残骸かと想像していました。
a0328535_447167.jpg
a0328535_4471475.jpg
a0328535_4473110.jpg
a0328535_4474454.jpg
a0328535_4475440.jpg
a0328535_448474.jpg
a0328535_448147.jpg
a0328535_4482594.jpg

周りのキャンパーは皆カナダのケベック州ナンバーばかりで、アメリカのナンバーをつけているのは私達だけ
何人かのキャンパーに遠くから来たねと声をかけられました。でも殆どの人はフランス語を介さない私達とはコミュニケーションをとろうとしません。それでも隣の隣に居たモントリオールから来たキャンパーとは結構仲良くなり、絶好の鯖釣りスポットを教えてもらいました。おまけに釣りの指南から現地の釣具屋まで連れていってもらいました。
a0328535_9314317.jpg
a0328535_9315893.jpg
釣った鯖を全部頂いてキャンプサイトに戻ってからは同じキャンプ場に居るその方の叔父さんが3枚におろしてくれました。いやーお世話になりました。
鯖釣りを教えてくれた隣のキャンパー
a0328535_9192411.jpg
a0328535_9193411.jpg
a0328535_9321333.jpg

釣竿を購入したスポーツ用品店の前に積まれていた塩のブロック
a0328535_9372149.jpg

釣りを教えてくれたカナダ人のお隣のキャンパーによると、この塩でヘラ鹿を自分の狩場に誘いこみ、1年をかけて冬の狩に備える為の撒きえさだそうです。真冬のどんなに寒い冬でも狩場にへら鹿が戻ってくるのをじっと待って仕留めるのが醍醐味なんだそうです。因みに彼のお母さんはこの村出身で、彼のご両親はこの村のこのスポーツ用品店の真横にあった元映画館で知り合ったそうです。

お陰で自前の釣具も購入出来たので後日改めて同じ釣り場に家族で行ってみました
ど素人の私でも7歳の息子でも、娘でも、妻でも皆入れ食い状態でした。釣れ過ぎて困るほどでした。良い夕食の材料が一杯手に入りました。
a0328535_9332566.jpg
a0328535_933384.jpg
a0328535_9335111.jpg

因みにこのガスペ地方ではカナダ一番の海老の水揚げ量だそうです。今日も海老取りの漁船が一杯出港していました
a0328535_9331580.jpg


釣りもかなり楽しんだ後は今回の旅のメインの一つに据えていたForillon国立公園とペルセ岩観光に出かけました。中でもペルセ岩観光は干潮の時に岩の下まで歩いて行けると聞いていたので干潮のスケジュールを予め調べておいてキャンプ場を出発する時間を決めました。結局現地にには時間通りに着いたものの岩までのアクセスを探しているうちに最も引き潮の時間を1時間弱逃してしまった為、岩の穴の中までは歩いていけませんでした。それでも岩の真下まで徒歩で行けたので良かったです。
ペルセ岩の圧倒的な迫力に驚きました。満潮時には岩は海に浮かんで見えます。
a0328535_1012515.jpg
a0328535_1013877.jpg

岩へのアクセスは観光船の桟橋からビーチに出て歩くのが一番簡単で安全です
a0328535_9584010.jpg
a0328535_9585718.jpg

所々、水の中を歩く事になる場合もあるので滑りにくい水の中を歩けるシューズを履くと便利です
a0328535_1003564.jpg
a0328535_1005434.jpg
a0328535_101785.jpg
a0328535_102743.jpg
a0328535_1021797.jpg
a0328535_1023079.jpg
a0328535_106435.jpg

ペルセ岩観光の次はForillon国立公園観光です
Forillon国立公園はガスペに来たらMUST Seeの場所のひとつです。
本当は荒々しい断崖絶壁の地形を近くから見たかったのですが時間と天候の都合により、それらが見られる北側エントランスには行けず、南側エントランスから入って素晴らしい景色を楽しんできました。ついでに岬の最先端まで行って「世界の終わり」と呼ばれるところまで自転車で行ってきました。ちょっと坂がキツイところもありましたが自転車で行けるとかなり速いです。
国立公園内にはハイキングトレイルやマウンテンバイクトレイルもあり、それらも出来ればもっと楽しめたかもしれません。ウチはまだちょっと早いかな~
基本的にドライブがメインでしたがそれでも綺麗な景色が見られて楽しめました。岬の先端からは海を泳ぐ鯨の群れやアザラシが肉眼でも見られました。双眼鏡があればもっと良かったなぁ。
Forillon国立公園の南側は美しい海岸線が延びています
a0328535_08452754.jpg
a0328535_08462203.jpg
a0328535_08463382.jpg
a0328535_08473987.jpg
普段から岬からは鯨がよく見られるのでしょうか、鯨の種類を示す案内板がありました
私達もここから鯨の群れを肉眼で見ました
a0328535_08471837.jpg
a0328535_08481235.jpg
世界の果て
a0328535_08490841.jpg
a0328535_08483761.jpg
a0328535_07330621.jpg
a0328535_08485171.jpg
5泊も連泊していれば天気の思わしくない日もありました。
a0328535_07342888.jpg
幸い1日中雨という日はありませんでした。雲が多く景色が期待できない日はGaspeの街を見に行きました。小さな街でしたが、音楽や美術にテーマを絞ったフェスティバルが開催されていました。ちょっとした歩行者天国もあって雨が降り出してこなければもう少し見たかったな。
a0328535_07334808.jpg
a0328535_07340103.jpg
a0328535_07341174.jpg
a0328535_07345048.jpg
a0328535_10355168.jpg
さて、旅も後半に差し掛かって来ました。
5泊したキャンプ場を出発し、次のキャンプ場に移動です。移動時間は4時間半ほど
今まではガスペ半島の北側に居ましたが、これからは南側に移動です
期待通り南側に入ると気温も上がってきました。眩しいばかりの日差しが印象的でした。
次に泊まるキャンプ場はCamping de Carleton-sur-Mer
海に突き出た砂嘴全体がキャンプ場です。
a0328535_08353392.jpg
半年くらい前からキャンプサイトの予約を入れて、南側のビーチに近いサイトを予約しました。
砂浜まで20メートルくらいという絶好のロケーション!子供達の期待も高まります。
到着すると期待通りのキャンプサイトでした。海まで1分です!サイト番号224
a0328535_10261884.jpg
a0328535_10315122.jpg
a0328535_10253771.jpg
a0328535_10255412.jpg
a0328535_10322214.jpg
a0328535_10323289.jpg
南側のせいかGaspeの海よりやや暖かいように思えました。それでも真夏の海水浴のようには行きません。水温は低めでした。
子供達は勿論、私も子供達に誘われて思い切って水に入ってみました。最初は冷たいけど直ぐに慣れました。
a0328535_10272582.jpg
a0328535_10273854.jpg
a0328535_10280494.jpg
a0328535_10281714.jpg
キャンプサイトからの眺めもとても良かったです。
a0328535_10264763.jpg
ココには3泊しかしませんが、今度来るときはもっと長く居たいなと思うサイトでした。やっぱり海側を取ってよかった。
a0328535_10325291.jpg
a0328535_10330213.jpg
夜は海を照らす月も見られました
a0328535_05481699.jpg
a0328535_05482448.jpg
このキャンプ場に連泊した目的の一つは、世界遺産に指定されているミグアシャ国立公園とその化石博物館を訪れる事でした。キャンプ場から博物館までたった30分のドライブでした
a0328535_05312047.jpg
海沿いの小高い丘の上に博物館は建っていました
a0328535_05292243.jpg
a0328535_05293155.jpg
a0328535_05294808.jpg
建物は決して大きくはありませんが,5000点を越えるデボン紀(約3億7千万年前)の化石を収蔵していて見ごたえ一杯でした。ミグアシャ国立公園は一見ただの海岸ですが、今でも化石の研究発掘が続くデボン紀の化石の宝庫です。
a0328535_05453356.jpg
国立公園は厳しく保護されており、海岸線の破壊や化石の持ち帰りは厳しく規制されています。
a0328535_05454637.jpg
私が博物館を見てまわって得たところ、何故デボン紀の化石が重要なのかについて理解するところ、生物が水から陸へ上がり始める転換期に相当する時期であるからと理解しました。この時期の化石には魚のヒレが上陸するのに必要な足へ進化する骨格が化石に見え始めていましたのがとても興味深かったです。ミグアシャ国立公園でと発見された化石は保存状態がかなり良いらしく、復元された当時の生物もかなりリアルでした。3億年前といっても全くピンときませんけどね。
a0328535_05440936.jpg
a0328535_05442224.jpg
a0328535_05443170.jpg
a0328535_05444072.jpg
a0328535_05445150.jpg
a0328535_05450565.jpg
a0328535_05451405.jpg
これだけ充実した化石群は今まで見たことがありません
是非お勧めします
a0328535_05465157.jpg
a0328535_05470128.jpg
a0328535_05470944.jpg
キャンプ場の周辺には自転車専用レーンがあったり、車が入れない自転車専用道路があったりして自転車一家な私達には嬉しい環境でした。トレーラに積んだ5台の自転車を総動員して近くを散策しました
a0328535_10164775.jpg
a0328535_10172763.jpg
a0328535_10173909.jpg
広~い、良く整備された公園でも遊びました。
a0328535_10182355.jpg
公園には変なオブジェもありました。未だに何を言いたいのか良く分かりません
a0328535_10193799.jpg
a0328535_10195051.jpg
毎日、元気一杯遊んでいたら3日間はアッと言う間に過ぎてしまいました。
キャンプ場を出発する朝はとても名残惜しかったです。
a0328535_10211877.jpg
a0328535_10212953.jpg
また是非来たい場所が一つ増えました。

ここから自宅まで、給油以外ノンストップで18時間くらい走って自宅に着いたのは翌日朝6時頃でした。その翌日は朝3時半に起きてニュージャージ州の空港まで行ってデトロイトまで行く出張だったので早く家に帰る必要があったのでした。相当に疲れました。多分二度とこんな無理はしないでしょう。
パラダイスの様なバケーションから数時間で急に現実に引き戻された形になりました。

ガスペ半島の南側は海岸線も綺麗で、是非また訪れたい場所です。
また行こうね

[PR]
by rvamerica | 2016-08-11 11:08 | RVキャンピング

アメリカ東部在住。37フィートのトラベルトレーラで北米のキャンプ場を巡るキャンピングカー旅行記


by rvamerica