2016年初キャンプはバルチモア水族館とゲティスバーグ国立公園へ
木曜の早朝から金曜の午前中くらいまで雨が降ったものの、良い天気に恵まれて良いキャンプが出来ました。
メインのイベントはメリーランド州のバルチモア水族館とペンシルベニア州のゲティスバーグ国立公園を見に行くことでした。当初の計画では水族館に行った翌日に桜がピークを迎えたワシントンDCの桜を見に行く予定でしたが、イースターの為人手が多く大混雑が容易に想像できたので、キャンプ場に到着してからアメリカ南北戦争の最大の激戦地として有名なゲティスバーグに行くことにしました。
ペンシルベニア州に住んで11年になりますが、同じ州内にあるゲティスバーグを訪れたことは今までに無く、正に灯台下暗しでした。
これら観光のベースキャンプはペンシルベニア州とメリーランド州の州境にあるMerry Meadows Recreation Farmキャンプ場にしました。
手早くキャンピングカーの設置を済ませ、暗くなる前に食事の準備に取り掛かりました。
初日の夜はシャブシャブです。
夕食後は勿論キャンプファイヤーです。夜11時近くまでキャンプファイヤーを楽しみました。
翌日朝はバルチモアのダウンタウンにあるバルチモア水族館へ
渋滞も無くキャンプ場から水族館までは1時間のドライブでした。
キャンプ場に付いてからはトーイングカーだけで自由に行動できるのがトラベルトレーラの良い所ですね。
水族館の最大のお目当てはサメを見ること。6歳の息子は大のサメ好きで、サメを見るのをとても楽しみにしていました。
やはりイースターだけあって大勢の人で混雑していました。チケットは予めインターネットで買っておいたのでスムースに入館出来ました。
水族館の大きさは特に大きくはありませんが、数多くの展示が工夫されてアレンジされていて飽きることなく見学できました。
昼食は水族館から歩いて数分のところにあるチーズケーキファクトリーで食べました。
ご飯を食べてもう一度入場し、もう一度サメのセクションを見て帰りました。
お恥ずかしい話、ゲティスバーグという地名は高校の世界史の教科書で”ゲティスバーグの戦い”という一文でしか馴染みの無かった地名で、その戦いについてそれ以上の知識はすっかり私の頭の中には残っていませんでした。習ったのだと思いますが、完全に忘れ去っていました。
ゲティスバーグの戦いはウィキペディアの解説によるとアメリカ南北戦争時代の最大激戦地で事実上の決戦となった舞台なのですね。ではその南北戦争とは何だったのかというところから勉強する必要があります。南北戦争はウィキペディアの解説に寄れば”アメリカ合衆国とアメリカ連合国との間で行われた戦争である。奴隷制存続を主張するアメリカ南部諸州のうち11州が合衆国を脱退、アメリカ連合国を結成し、合衆国にとどまった北部23州との間で戦争となった”と書かれています。私が見学したゲティスバーグのメモリアルミュージアムの資料の解説を私なりに解釈したら、南北戦争は奴隷制の存続をかけた戦い以外にもアメリカが拡大発展する中で奴隷制反対で工業先進地域の北部が奴隷解放を通じて労働力の確保を図ろうとするのと、奴隷制により労働力を維持し続け、工業化により近代化を嫌う南部が武力衝突したのが南北戦争(American Civil War)なのかと思います。ゲティスバーグは当時、流通上の重要拠点であり、フィラデルフィアやバルチモアを制圧したい南軍(アメリカ連合軍)とそれを阻止したい北軍(アメリカ合衆国軍)が激しく衝突したところです。このゲティスバーグの戦いで勝利した北軍がこれ以降の南北戦争を優勢に運び北軍の勝利で南国戦争を終結させます。また南北戦争終結後リンカーン大統領が演説し”人民の人民による人民の為の政治”という有名な言葉が発せられたのもゲティスバーグです。
今回のキャンプで少し南北戦争について学ぶことが出来ました。もっと南北戦争のことが知りたくもなりました。
上が北軍、下が南軍
工業技術に勝る北軍の方が装備が優れているように見えました。実際、南軍は銃火器類の調達に苦慮したようです
カルプスヒルは小高い丘になっていて、今は鋼鉄製の展望台が造られており、周囲一望することが出来ます
次回は自転車か車で古戦場を巡るツアーコースをじっくり回ってみたくなりました
キャンプ場に戻って夕食の準備
最終日の前夜は子供達に好評の飯ごうで炊くお米と唐揚げです
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